社交ダンスと新しいコミュニティ~第二の思春期40代50代60代のミッドライフクライシス対策に~

「ミッドライフクライシス〜中年の危機〜」とは、40歳から64歳の中年期に、「このままでいいのかな?」や「生活に張りがない」と感じて悩むことを指します。中には30代からこのような虚無感を抱き始める人もいます。この時期は、若さと老い、安定と不安定、獲得と喪失が同時に共存する時期です。

人生をゲームに例えるなら、30代までの人生は主に社会的評価を獲得するゲームをプレイしてきました。しかし、40代からの人生は、そのゲームの価値やルール自体を自分で探すフェーズに入ります。つまり、30代までは他人から与えられた価値基準でゲームをプレイし、40代以降は自分がプレイしたいと思えるゲームを自分で探す必要があるということです。

このような時期に、大きな危機に直面したり、これまでの自分を振り返ったり、今後の人生を再考することは重要です。この揺らぎの時期には、新しいことに挑戦したり、新しい出逢いを求めたりすることで、人生を好転させるチャンスが生まれます。

今回は、中年期以降の人生を幸福に過ごすためのポイントと、その要素を取り入れた社交ダンスの魅力を一つひとつ紹介していきます。

 

個性豊かな講師陣

    1. 40歳以降から幸福度が上がりやすい人の特徴
    2. 素敵な人生の先輩に出逢う
    3. 人との繋がりが広がるコミュニティ

40歳以降から幸福度が上がりやすい人の特徴

40代以降の働き方や幸福感について詳しい企業家であり作家であるアメリカのチップ・コンリー氏によると、ミッドライフクライシスは、肉体的な衰えや体力、記憶力の低下に注目することで深刻化するようです。しかし、40歳以降に幸福度が上がりやすい人の特徴として、老いを受け入れ、短期的な見栄のためではなく、長期的な健康維持のために体を鍛えたり、仕事や人間関係、メンタル面に投資する時間が増えることが挙げられます。特に、人間関係への投資が最も重要だと言います。

中年期の人々は友人関係に飢えていることが多く、80代まで健康で幸せな生活を送っている人々の特徴は、中年期にどれだけソーシャルネットワーク(人との繋がり)に投資していたかに影響されます。

社交ダンス教室は、大人になってから初めてダンスに挑戦する方が多いのが特徴です。40代以降に新しい趣味として始めるのに適しています。身体を動かすだけでなく、知的な要素も多いため脳の活性化にも役立ち、健康や姿勢の維持に加えて将来のボケ防止にも効果的です。ダンスレッスンに通うことで新しい出会いや顔見知りもでき、多くのイベントが開催されるため、自然とコミュニティが広がっていくのも楽しみのひとつです。

このように、40歳以降から幸福度が上がりやすい人の特徴を備えた社交ダンス教室の生徒さんは、年齢を聞くと驚くほど若くて綺麗な方が多いです。日々、自分の姿勢や踊る姿をチェックしながら、様々な生徒さんとレッスンをすることで心身に良い刺激を受け、先生や友達と触れ合うことで朗らかな時間を過ごせることが、若々しさの秘密に違いありません。



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素敵な人生の先輩に出逢う

新しいものや珍しいものを体験したいという好奇心や、新しいことを体験することに寛容であるかどうかも、その後の人生の幸福度と相関しているようです。2002年にイェール大学が50歳以上の660人を対象に行った観察研究では、老化に対する自己認識が否定的な高齢者よりも、肯定的な高齢者の方が7.5年長生きすることがわかっています。これは、「老化は悪いことだ」というネガティブな思い込みが、実際に健康に悪い影響を及ぼすことを示唆しています。

このような老化のバイアスを取り除くには、元気な年配の方と付き合ったり観察したりすることが効果的です。自分もこうなりたいと思えるような、前向きな年配の方々との交流が大切です。

若くて元気な人生の先輩に多く出逢える社交ダンス教室は、自分もそんな風に年を重ねてさらに輝いていきたいと前向きな気持ちをもらえる場でもあります。私も日々、素敵な生徒さんたちに囲まれて多くのことを学び、いつまでも身体と頭を動かし、人との繋がりを大切に元気に生きていきたいとポジティブなエネルギーを頂いています。



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人との繋がりや楽しみが広がるコミュニティ

 

ミッドライフクライシスが深刻化してしまう人の特徴として、以下の2つが挙げられます。

  1. 食わず嫌いをしている
  2. コミュニティが固定化している

「自分には向いていない」とか「興味がない」、「やったことがないから難しそう」といった理由で新しいことに挑戦しないのは非常にもったいないことです。実際にやってみたら意外と面白いことはたくさんあります。アンテナを立てて色々とチャレンジしてみましょう。

趣味や生きがいがある人は、ない人に比べて心の健康状態が良好で、どの年齢階層においても満足度が高いようです。しかし、そもそも新しい体験に触れる機会がないということがあります。その根本的な原因が「コミュニティが固定化している」ことです。年を重ねると、付き合う人や自分の行動がパターン化していく傾向があります。

そこで思い出してほしいのが、何かにハマった時や趣味ができた時のことです。趣味や生きがいへの出逢いには、自分がいる環境「コミュニティ」が大きく影響します。少しでも気になることがあれば、新たなコミュニティに足を運んでみることが、趣味や新しい生きがいのきっかけになります。

生徒さんの中には、40代半ばに伴侶を亡くし喪失感を味わった方が、知り合いに誘われたことをきっかけにダンス教室に足を運び、元気や交友を少しずつ取り戻したという方もいます。今では健康維持のための良い習慣としてダンスを続け、年に何度かあるパーティーを楽しみにレッスンに励んでいます。

生きていれば、誰しも悲しみや辛いことを経験します。そういう時こそ、人が集まる場に足を運び、小さくても新しいことを始めてみることが、生きていくことに新たな希望を見いだすきっかけになるのです。


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ダンス教室ではダンスを習うだけでなく、イベントやパーティーを愉しんだり、健康維持や美姿勢が目標になったり、先生やお友達とのおしゃべりが楽しみであったり、音楽やファッションの追求であったり、人それぞれ様々な関わり方やポイントとなる要素があります。あなたの腑に落ちる楽しみ方が眠っているかもしれません。ぜひぜひ追求してみて下さい。

少しでも気になったなら先ずは体験レッスンへ!!

ASダンススタジオでは体験レッスンを随時受付けしております。メールやお問合せフォーム、LINEやお電話で気軽にお問い合わせくださいませ。
個性豊かなスタッフがお待ちしております^^

 

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執筆者

水田麻里子

 

 

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